モロッコ旅行記7 ジャ ポーン!

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寝不足のけだるさとともにやってきたマラケシュ。

お昼ごろ到着したためあたりは日常の騒々しさに包まれていて、人はたくさん行きかっていたし

さっきまでのブルーの空と赤い土が嘘のよう。

ここ、本当にモロッコ?

  

 

でも、そんなことより…

 

とにかくどこかで眠りたい…

 

もう何も考えたくない…

 

 

バス停から安宿街のあるフナ広場まで地図で見ると徒歩20分以上はかかりそう。

歩くの大好きだから普段は1、2時間平気で歩くけど、このときばかりは…

 

あー面倒くさい。

 

歩くのヤダ…

 

疲れがピークだったんですね。

こんなに土地勘がないところでいきなりタクシーは危険だろと思い地図を見ていると、

市内バスでいけるらしい。

 

 

しかし…

 

 

どこをどう見てもバス停らしきものはない。バスは結構走っていたので、一体どこで停まるのかしばらく観察。

 

 

さらに…

 

 

バスによって全然違うところに停まる。

決まった所に停まることなんか期待してなかったから全然いいんだけど、

それよりどのタイミングでみんなが乗っているのか見ていて笑えた。

 

何も目印のないところに数人の人が集まっていてそこに停まるときもあれば、

 

 

『ヘイ、タクシ~!』

 

 

という感じでバスを片手を挙げて止めて乗り込んでいるおじさんもいた。

 

えぇ~、そんなのもありなの?!

ちょっとやってみたいけど、なんていっていいかわかんない。私には無理だと思いその辺にいる人に

聞いてみることに。

 

 

さすがびっくしてぃーマラケシュ、白人の観光客が結構いる。

 

 

それなのに…

 

 

西洋人(白人)=英語しゃべれるだろう、という私の偏見は見事に覆された。

話しかけた団体はフランス人らしく耳に心地のよいフランス語で

 

『英語はできないの、ごめんあそばせ、ふぉっふぉっふぉっ』

 

みたいにかわされてしまう。

 

 

英語くらいしゃべれてよ~白人じゃ~ん。

仕方なく旅行前に調べた最低限のフランス語メモを駆使してバス停の場所を聞いてみる。

どうやら通じたらしい。

 

『あらん、フランス語分かるの?ふぉっふぉっふぉっ。デモバス停どこかは分からないわ~。ふぉっふぉっふぉっ。』

 

って、多分言っていたと思う。

 

なんだよー、もう。

それでもそのうちの一人が

『広場はあっちのほうだからあっちに向かうバスに乗れば?ほら、バス来た来た!』という感じの事を言って、

背中をおされ、見ていると私の目の前でバスが停まる。運転手に聞くと目的地に行くらしい。

お金持ちそうなオフランス集団と笑顔でバイバイしてバスに乗り込む。

 

 

安心したのもつかの間。

 

またです、マントヒヒ状態。

バスの中は地元ッティーしかいなく痛いくらい視線を感じる。

必要ないのに微妙な笑顔でお辞儀をしてしまった。

ど~も、お邪魔します。って感じで。

 

そして耳をすませば…

 

しばらく気づかなかったけど、バスの中はコーランが流れていた。

これには驚いた。。。

イスラム教徒ではないけどなんだか神聖な気分になる。

と、コーランを聴いているとあっという間に目的地へ。

 

 

 

 

 

バスで約10分。

フナ広場は有名な場所で、必ずといっていいほど観光客が訪れるところ。

 

 

 

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蛇つかいやアクロバットな見せ物に人が集まりにぎわっていた。

夜はもっと人が集まるのだろうな。

 

 

 

とにかく安眠を求める私はそんな人の群れを横目に安宿街へ。

ここは、胡散臭さをプンプン漂わせた人であふれかえっていた。

バンコクのカオサン通りみたいなところ。

 

 

『ジャ ポ~ン』

 

『ジャ ポ~ン』

 

『ジャ ポ~ン』

 

『ジャ ポ~ン』

 

『ジャ ポ~ン』

 

 

宿を見つけるまで何回耳にしたか

*『ジャ ポーン=日本人』

 

 

ウザさ満点。いきなり手をつかんでくる人もいた。

早足で駆け抜け宿を探す。

結構シングルは満室というところが多く、3件目くらいでようやく空きがあった。

英語が上手なイケメンのいる宿。

タンジェでの出来事があり

 

アラビックイケメン=ゲイ

 

という方程式が自分の中で出来上がっていてそんなにドキドキしなかったけど、ここの宿の人は適度に親切で

対応が気持ちよかった。

時間外なのにもかかわらずお湯のシャワーを出してくれたり今夜は少し冷えるかもと毛布を余分に貸してくれたり。

海外の安宿でこんな対応は珍しいと思った。お礼にここで写真を出しておきましょう。

 

 

 

 

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奥にある HOTEL SINDI SUD

シングル1泊1000円位。

 

 

 

 

宿の中。真ん中が吹き抜けになっていて四方に部屋があるタイプ。

マラケシュの安宿はこんなスタイルが多かった。

 




 

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掃除が行き届いていて清潔。タイルがかわいいし。

 

 

 

 

5階建の屋上に上がるとマラケシュの街が見渡せる。あまり高い建物はなかった。

 

 

 

 

 

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このスペースは共用で洗濯物を干したり、朝ご飯を食べたりもするらしい。

 

 

 

 

 

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この人がモスクの中に入ったというイタリア人。

ちょっと悟りをひらいている感はあったけどようやくまともな人に会った気がした。

砂漠はすでに行ってきたらしく一人で行ってもツアーとかに入らないといけないし、何かと面倒だから

手間暇を考えるとマラケシュから出てるものがいいのでは?とアドバイスしてくれた。

 

彼にどのくらい滞在するのかと尋ねたら

 

『この本が読み終わるまで』

 

だって。

かっこいいー

一度でいいから言ってみたい。。。

 

 

そんな人だったので、放浪者かと思ったら都市デザインも含めた建築家だとか。人は見かけによらないな~

休暇一ヶ月位とか言ってたし。

うらやましいったらありゃしない。

 

 

 

 

 

 

部屋も清潔でかわいい。

 

 

 

 

m59.jpg 

とにかくシャワーを浴びて爆睡。

久しぶりの安眠です。おやすみなさい。



 

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コメント(2)

sujin :

Hi~ yuri~
요즘 머하면서 지내?? 바뻐?
언니 보고 싶어서 왔업,,ㅋ
추운데 감기 조심하그,, 다음에 핸드폰으로 저놔할께 ~ ^^

yuri :

어어~수진아!
요즘 많이 바빠서 죽을지도 모르겠지만...
잘 있지...흐흐흐

여기 일본도 오늘 넘 추웠어.나 추운 거 싫은데.알지?
암튼 여기까지 온 한국사람이 처음이야~ 야호~!
잘 왔어! 축하해!뭘 선물을 보내야겠다...기다려라.

수진도 감기 조심해.
아!근데 일본어 공부는?

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このページは、yuriがDecember 3, 2007 12:44 AMに書いたブログ記事です。

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