モロッコ旅行記8 マラケシュ de ビール

| | コメント(2) | トラックバック(0)

 

3時間くらい死んだように眠ってすっきり。

起きたとたんに鳴る腹時計。

そういえば昨日の夜以来まともな食事をしてない。

 

 

まずは外出。マラケシュ散策。

…外に出たとたん始まった。例の

 

 


『ジャ ポ~ン』

 

 

人のこと指差して『日本じ~ん』って…失礼だよなと改めて思う。

ジャポ~ンの中に混じって聞こえてきた

 

 

『サバ~クゥ、サバ~クゥ やす~い サバ~クゥ』

 

 

思わず立ち止まる。

言い方が面白かった。安い砂漠って…

で、気になって近づいてみるといきなりまくし立ててくる。

 

『サバ~ク、ヤスいよ。タノしいよ。おトクおトク、ヤスいよ。ツアーいいよ。』

 

とにかく安く砂漠にいけるツアーがあるらしい。

例のイタリア人が言っていたものだろうか。

 

 

 

ツアーとか団体行動は苦手だけど、通常個人ではいけないベルベル民族の村にも連れて行ってくれるとか。

それが面白そうだったのと見せられた写真がキレイだったのでちょっと迷っていたら同じツアー会社の客引きが

3人の西洋人を連れてやってくる。私と同じで声をかけられたらしい。

 

「君も参加するの?」

 

 

BACK TO THE FUTURE 1のころのマイケル・J・フォックスみたいなかわいい顔をした青年に尋ねられる。

そう、マーティーそっくり。

と、その友達。なかなか好印象の3(カナダ人)だったので、彼らと一緒にその旅行会社まで行ってみる。

 

 

あまりキレイとはいえないビルの2階にあるオフィス。中に入るときれいなお姉さんにバトンタッチ。

はじめはニコニコしながら笑顔でツアーの概要とかを説明してくれたんだけど、カナディアントリオの一人が

 

『なんか怪しくね~?』

 

みたいな事をボソッと隣の人に言っていたのを聞いていたのか、途中から必死で説明してくる。

彼は出会ったときから一人終始このツアーには乗り気ではない様子だったメガネをかけたマジメ君タイプ。

(心の中ではのび太と呼んでいた)

 

そのきれいなお姉さん変貌っプリに思わずぽかーーーんと口をあけてあっけにとられていた私。

英語とフランス語とアラビア語?たまに「ヤスイ」とか日本語も言っていた。

あ~ぁ、かわいそう。相当パニッくってる。

 

いい鴨4人ゲットなるかどうかの瀬戸際だから必死なんだろうな~とか思うとちょっとかわいそうになったけど、

面倒になり早々と「じゃあ、私は他も見てから決めるから」といって席を立とうとすると泊まっている宿はどこ?とか

迎えにもいくとか必死に食いついてくる。

 

きっとどこにいっても同じような対応になることを予想し、彼らに「参加する?決めちゃおうかな~」というと彼らも面倒になったの

「そうだね、ここにしよう」となり、のび太の白い目をよそに申し込みを決める。

私は砂漠まで行く2泊コースだったのに、彼らは世界遺産を見てその手前の町まで行く1泊コース。

 

そこまでいくのにサハラ見ないなんてもったいないと言ったけど、砂漠に行くなんて恐いよ~。スコーピオンいるし。

シャワーないの嫌だし…とか言っていた。しかもこのときばかりはのび太が積極的に発言してた。

どんだけお風呂好き?ココまできておいて…シズカちゃんもビックリだよ。

 

 

無事に申し込みを済ませ、お茶でもしようということになりカフェに入る。

空腹だったのでガッツリ食べたかったけどマーティー(本当はベンという名前だったけど頭の中ではマーティーと呼んでいた)

が昨日食べたケーキが食べたいとか言って彼らオススメのカフェへ。

といってもメインストリートのど真ん中にある大きなカフェなので観光客ばかり。

 

一人じゃ入りずらかったかもな。

 

 

 

 

 

DSC_0396.jpg

 

 

 

 

 

ミルフィーユ

 

 

 

 

 

s1-(117).jpg

 

 

 

これがまた…すっごく美味しかった。さすが、オ仏蘭西の息がかかった国。

甘さ控えめ。パイはサックリでいい感じ。

確かにここのお店のパンやお菓子は美味しかった。マラケシュに滞在している間は何度か足を運んだ。

お店の奥がカフェになっていてお店で買ったものに飲み物を注文して食べられる仕組み。

これで600円くらいした。宿代とかを考えるとなかなかのお値段。

 

明日の準備も含めて買い物もしたいといってマーティー達とはまた明日ね~ということでお別れ。

 

 

 

 

日中は結構暖かく何か冷たいものが飲みたくなった。

 

こんな感じでオレンジジュース屋の屋台が10件以上並んでいる。

オレンジジュースだけ売っている屋台ばかりで、ちょっと変った光景だなーと思った。

 

 

 

s1-(98).jpg

 

 

 

 

モロッコで冷たい飲み物には滅多にお目にかかれなかったので、キンキンに冷えた貴重なオレンジジュース。

 

 

 

 

s1-(101).jpg

 

 

 

 

1杯30円くらい。

スペインのバレンシアで飲んだのには負けるけど、美味しゅうごじゃいました。

 

 

 

 

 

メディナを散策。

タンジェとは比べ物にならないくらい広く、入って5分もたたないうちに迷子になる。

ま、それも楽しみと思ってあてもなくぶらぶらと散策する。

こんな感じでお土産や生活用品が所狭しと並んでいる。

 

 

 

 

s1-(115).jpg

 

 

 

ランプがいっぱ~い。かわいかったので買って帰りたかった。

とりあえず砂漠から戻ってからと思い立ち去ったけど、二度とたどり着けなかった…()

 

*モロッコのメディナを散策する予定の方へ。迷子になるので、コレ!と思ったところではがんばって交渉して買っちゃいましょう。

 

 

 

さっきの広場に暗くなると屋台がたくさん出てにぎわっていた。

 

 

 

s1-(123).jpg

 

 

 

日も落ちて歩きつかれたし宿に戻るかご飯を食べようか迷っていたときに、例のオレンジジュース屋台のところで

 

 

「今晩は」

 

 

え?今の発音超日本人っぽくない?と思ってよく見たら日本の方でした()

わお~!久しぶりに本物の日本語ぉ~やった~!

日本語バンザ~イ!いろはにほへと~!

 

 

なんか嬉しくてテンション上がって「日本の方ですか?砂漠行きました?」とかいきなり質問しまくった気がする。

そこでオレンジジュースを飲んでいたのは平間さん。

南下してきた私と逆で、セネガルから入ってモーリタニア・西サハラと北上してきてモロッコにたどり着いたとか。

おぉぉ~セネガルとかなぜに?と思いきやお仕事で。

 

 

そのお仕事とはこちら→ http://www.cho-asia.jp/index.html

 

 

旅行をして旅行記の本を出している方でした。

プロフェッショナルですよ。このアジア旅行の本とか友達が読んでいたのを覚えていてちょっと感激。

日本に帰ってきて早速購入して読みました。

 

アジア好きの旅行記ってどれだけ危ない目に遭ったとか度胸試し的な話の本が多いけど、これは面白かったですね。

まだ海外に行ったことのない人や、初めて旅行を考えている人は必読。

いや、むしろ旅行慣れした人がもう一度気を引き締めるために読むものか・・・ま、よかったら一度読んでみてください。

 

 

ちなみにこのときのアフリカ旅行の本は来年1月に発売されるそうです!

要チェックや!

 

 

 

 

先日渋谷でこのアフリカ旅行の写真展もやっていて見に行ってきました。

 


postcard.jpg


 

 

平間さんの作品の中で私と友達が気に入った写真が今度の本の表紙になるかもしれないとか?!選ばれるかな?楽しみです。

 

 

 

 

その平間さんと一緒にご飯を食べました。

 

 

 

 

s1-(124).jpg

 

 

 

魚のフライトか、チキンとか。

揚げたてを手で食べるから火傷しないように気をつけてください。 

 

 

 

 

s1-(126).jpg

 

 

このナスのペースト美味しかった。何をつけても合う!

二人だと一人で食べるよりバリエーションも増えるし楽しかった。

 

 

 

旅行の話もたくさん聞いた。

そのなかでも印象に残ったのは、砂漠では50度越を体験したとか、夜の砂漠で迷子になり今まで旅行していて初めて『死ぬ』と

危険を感じたとか砂漠での出来事。

っていうか、どうして夜中の砂漠を歩こうと思うのかとても不思議だったけど。

 

男の人一人だとマリファナも誘われるらしい。目がイッちゃってるおじさんたくさんを何度か見たから怪しいとは思ってた。

やっぱりモロッコ、多いとは聞いていたがそうなんだ。女一人旅行とは違う危険があるらしい。

マリファナを求めて訪れる外国人が少なくないようだ。

 

一眼のカメラが壊れた原因も聞いてなるほど。砂漠の中ではレンズ交換絶対にダメと忠告してくださいました。

危ない危ない。レンズ2本体制を考えていたのでこれもためになりました。

 

 

 

 

ここでこのお酒がタブーなモロッコでなんとも貴重な体験をしました!

 

 

ビールが飲める場所があるというので連れて行ってもらいました。ヤッホ~! アルコホ~ル!

安宿街のメインストリートを抜けたところにある、ホテルのサロンみたいなところだった。

名前忘れちゃったけど。

 

 

 

s1-(127).jpg

 

 

これどこのビールなんだろう。写真まで撮ったのにどこ産かチェックし忘れた。。。

ネットで検索しても出てこないし。誰か知っている人いたら教えてください。

 

キリッとしたのどごしで美味しゅうごじゃいました。ごちそうさまでした!(そう、ちゃっかりご馳走になったので値段も忘れた)

 

意外と度数が高くって2人で3~4本しか飲んでないのに結構ほろ酔いになった。

久しぶりの日本語とアルコールでいい感じで気分もよくなり明日の早起きに向けてぐっすり眠れそう♪

話も尽きなかったのでかなり長い間付き合ってもらった気がします…ありがとうございました。

 

 

とっても楽しい夜でした。

イヨイヨ明日から愉快なメンバーとの旅行がハジマルゾゥ。


 

 

カテゴリ

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: モロッコ旅行記8 マラケシュ de ビール

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://la-siesta.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/21

コメント(2)

あさこ :

今さらですが、私は今日タンジェに来てこのビール飲みました!
アムステルダムと書いてありましたよ。
宿の人が紹介してくれた「Africa」と言うレストランでした。
ちなみに20DHです。
そのレストラン出たとこで「マリファナ、ハシシ」即声かけられました。
女性ですけどね。
そして「モロッコ マリファナ」でここに…
面白い文章書かれますね!

yuri :

あさこさん>
久しぶりにコメントが入り驚きました^^
ご旅行中なんですね。羨ましい…
ビール情報ありがとうございます!
フランスモノだとばかり思っていたけど
違うんですね。
モロッコは気を抜くと何があるかわからないので、
楽しいことにも危険なことにもアンテナはって、
たくさんいい経験してきてください。
Have a nice trip!

コメントする

このブログ記事について

このページは、yuriがDecember 16, 2007 11:12 PMに書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「モロッコ旅行記7 ジャ ポーン!」です。

次のブログ記事は「モロッコ旅行記9 (・。・)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。