モロッコ旅行記9 (・。・)

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7時に旅行会社の前に集合ということで早起き。

集合場所に向かいマーティーご一行とグンモーニン。

 

私はコーヒーを飲んでいないのでかなり寝ぼけていた。のび太が心配するくらいぼーーーっとしていたようだ。

そんな私に、なぜか昨日一番警戒していたのび太が親切にオレンジジュースとかチョコレートバーとかくれる。

一気に心を開いてくれたのかな?

でも残念。カフェイン入らないと頭が全然動かないんだなー

 

人もパラパラしかいないのでマーティーと一緒にコーヒーを買いに。

おぼっちゃまくんなマーティーはスタバのコーヒーが飲みたいな~とか言ってたけど私はモロッコのコーヒーの方が

美味しいと思った。

 

 

集合場所に戻ってビックリ。昨日のテンパリお姉さんとのび太が口論している。

どしたどした?

どうやら私の2泊のツアーと彼らの1泊ツアーはチームも違うし乗るバスも違うというらしい。

まぁ、寂しいけどそうだろうね、普通。って思っていたらのび太はすっかり旅行のパーティーとして私を頭数に入れていてくれたらしく、えらく腹を立てて寂しそう。

結構いいやつじゃん!残念だけど、途中できっとまた会うよ!と彼を励まし別々のバスへ。

 

 

彼らの方は3040人くらいのビックグループ。私の方は15人位

サハラ砂漠まで行く人が多いと思っていたんだけど、案外少ない。

先に彼らを乗せた大型バスが出発。

 

 

バイバイキ~ン

 

 

ちょっと寂しかったけど私のパーティーはどんな人達かとそれも楽しみだった。

ま、それはおいおい話すとして。

 

 

 

 

そのときすでに出発時間2030分遅れていた。

どうやらメンバーがそろってないらしい。

私より早く来ていたドイツ人のおじさんはイライラして、私に「やっぱり時間を守るのはドイツ人と日本人だけだ!」とか愚痴ってたし、オーストラリア人の女性は歩道の真ん中でバックパックに寄りかかって本読んでるし。

こういうときってお国柄とか出るな~って思ってみていて面白かった。

 

 

それより私の乗るバスはどこだろう・・・

どこをみてもそれらしい乗り物はなく、軽自動車1台と小型のバンが停まっている。

どちらでもなさそうだとぽけーっと突っ立っていたらオーストラリアンの女性に話しかけられる。

「ね、あなたも砂漠コース?私もなんだけど、バスまだかなー。もしかしてあのバンでいくのかな?」

 

 

はっ?(・。・)

 

 

(・。・)←本当にこんな顔をしたと思う。

 

 

あれで?まっさか~。マーティー達のバスはちょっと豪華な感じの観光バスだったのでそれを想像していた私は冗談よしてよーって思っていたら例のテンパリお姉さんが、「はい、乗って、乗って」とか言ってる。

 

 

はっ?(・。・)

 

 

ま、まぢですか?こっ…こんなんで砂漠に?もっとかっちょいージープとか頑丈な車を想像してたのに…

しぶしぶ座席に腰を下ろして窓を閉めようとすると…

 

 

あれっ?(・。・)

 

 

窓壊れてしまらないし。10センチくらいだったけど気になった。

それでも強引に閉めようとしたらお姉さんに、

 

 

「あ、その窓閉まらないよー3年位前から」

 

 

ぱーどぅん?(・。・)

 


海外の激安ツアーなんてたかがしれてるけど。

でも雨が降ったり砂嵐とかあったら大変だから、なんとか閉まるようにしてってテンパリお姉さんに必死で伝えると、

 

 

「あーそれね。どーすればいいかな?

ってあごに人差し指を当てながら小首を傾げ私に尋ねる。

 

 

`Д΄)/  んなこと、自分で考えてくれーーー!

っていうか、そのかわいい仕草が余計腹立つわーーー!

 

 

…と言いたかったけどそんなこといっても分かってもらえないと思って、渾身の力をいれて閉めてみた。

 

 

ズズッ、スーーーッツ

 

 

なんだ、閉まるじゃん!


そんなに逞しい腕ではないんだけど、自分でもビックリ。

もっと驚いていたのはドライバー

 

 

(・。・) ←こんな顔してた

 

 

無事?!窓も閉まり座席に落ち着く。

次々と人が乗り込んでくる。

みんな笑顔で「ハーイ!」って挨拶。私ともう一人日本人の男性がいたけど他は全員欧米人。

なかなか面白そうだ。

 

 

で、やっと出発!ぶるるんっっっ

勢いよくエンジンがかかる。

 

 

が、数メートル走ると・・・


トゥーン、プスン?

 

 

エンジンが止まって、マニュアル車だったからユックリと止まる。

プスン?っていう音が本当にクエスチョンマークがついているような音だった。

 

 

この車をあまり信用していなかった私は無意識のうちに前の座席を手で抱えていた。

ドライバーが車を止め、外に出て何やら文句を言っている。

その様子を車の中から不安げに見つめるメンバー。

すると、テンパリお姉さんが走ってきて、かわいい声で

 

「みなさ~ん、一度バンを降りて手伝ってくださ~い」

 

 

みんなこんな顔

 

 

ぱ、ぱーどぅん?(・。・)

 

 

手伝うって?

どうやら車がエンコしちゃった様子。

全く動かないから少し先にあるガソリンスタンドまで車を押してくれと。

その距離約50M

 

 

`Д΄)/ おーまいがっ!

 

 

 

 

でも私なんかが手伝わなくてもツアーにいたメンツの半分くらいは男性だったから少し離れて様子を見ていた。

申し訳なかったんだけど、その車を押している姿が面白くって爆笑、記念に写真まで撮っちゃった。


 

 

 

 

03.jpg

 

 

ほんっとーにほんっとーに申し訳ないけどかなり笑えた。一人なのに声出てたと思う。

 

 

はじめは私のこと「何してるん?」って感じて見ていた女性陣も次第に笑えてきたのか一緒になってシャッターを押す。

 

 

笑い声も聞こえてきた。

 

 

 

 

 

s1-(130).jpg

 

 

 

 

動画まで撮ってる人もいた。

 

 

 

 

 

 

s1-(131).jpg

 

 

 

この後姿…必死。

がんばれ!あと少しだ!




しばらくかかりそうだったので、匂いに誘われ朝ごはんでもと思いカフェへ。

 

 

 

 

    

s1-(135).jpg

 

 

 

なんか焼いてますねー

 

 

 

 

 

s1-(136).jpg

 

 

 

そして積み上げてますねー

 

 

 

 

 

どうやって食べるのでしょー

 

いつ集合がかかるか分からないからテイクアウトにしてもらった。

 

 

 

 

 

 

s1-(137).jpg

 

 

 

クルクル巻いて紙に包まれて、

こんな感じに。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだろ?と思って食べてみて驚き!

 

 

 

02.jpg 

 

 

味しないよ。(・。・)

 

 

 

 

ホンノリ甘いし食感も好きなんだけど、味がない。強いて言えば油の味…

しかめっ面で食べていたら、焼いてくれたお兄さんがおいでおいでって感じで、シロップをかけてくれた。

テイクアウトだとたれてきちゃうからかけなかったみたい。

 

 

 

 

おぉ!(・。・)

 

 

 

おいすぃーーー!

 

その名は…

 

 

 

01.jpg

 

 

モロッコのパンケーキ、ムサメン。名前もいいなー

朝食に必ずといっていいほど出てきた。はまったなー。

朝も夜もコレばっかり食べていた。ジャムやマーガリンも合う。何より食感が好きだった。

外側はインドのナンよりパリッとしていて、でも噛むとハムって感じとモチっとした感じがする。

食感の三重奏や~。

 

 

ムサメンをおかわりしていたら例のテンパリお姉さんがやってきた。

 

 

 

お姉さん:私もお腹すいちゃった(一緒にムサメンを食べる)

 

 

私:新しいバスいつ来るの?もう予定時間だいぶ過ぎてるけど(1時間半位たっていた)

 

 

お姉さん:あ、もうすぐ修理終わると思うから。

 

 

私:えっ?(・。・)アレで行くの?無理じゃない?プスンっていってたし

 

 

お姉さん:あのバンねー。最近よく止まるのよねー。でも大丈夫、ここで直していけば3日はもつから

 

 

も…もつって。

ものすんごく不安になったけど、無事?!戻ってきたバンを拍手で迎えている欧米人を見ていたらそんなこといえる

雰囲気でもなく。

 

 

(・。・)←こんな顔をしながらも…

 

 

と、とりあえず乗って出発…

 

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コメント(2)

jo :

窓が壊れているからもっとオンボロな感じの車を想像してしまったのですが
写真を拝見したら意外にちゃんとしてるのではー
でも砂漠を走るという感じでは無いかも知れませんねw

スタートからエンコというトラブルに見舞われましたが
一致団結するいいきっかけになったのではー

いろんな国の方と接すると考え方が違ったりで面白そうですね

yuri :

>joさん

そうですね~
ここに写っている方はきれいかも!
私が座った方は一枚はがれそうだったので…(汗)

メンバーがなかなか面白くっていいツアーでした。
ただ英語が分からない人が数人いて英語とフランス語ができる人が通訳みたく活躍してたのは、
かっこいいな~と思いました。
また、それはお話の中に出てくるかと思いますが!

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このページは、yuriがJanuary 11, 2008 1:13 AMに書いたブログ記事です。

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