モロッコ旅行記13 ベルベル人にならないかい?―絨毯売り子編―


ベルベル人の村を訪れました。

今回このツアーを選んだポイントの1つでもあったから楽しみにしていた。

村の様子。



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新潟のおばあちゃんの家を思いだす…

どこの国も田舎っていいなぁ~

 



ロバさんと働くおばちゃん達。



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それにしても…乗せすぎではないだろうか。

ロバさん見えなくなっちゃって…



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そして積んでるそばからムシャムシャしているロバさん。

 


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この子はおとなしかった…

はじめはボディータッチから。顔や口、まつ毛、鼻にも触ったけどウットリするだけ。

ネコみたい。こんなにロバを近くでじっくり見るのは初めてだった。

目の周りが白いんだね。

かわいい~。

 

 

ロバさんと戯れ、写真撮ってたら…

 

あれ?




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周りを見渡しても現地の人しかいない~~~!

 



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おじいちゃん。

 


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洗濯中。

インドのガンジス川のように色々流すのかな?と思ったけど、洗剤も使ってなかった。

こんな晴れた日に川で洗濯とか気持ちよさそうだなぁ。

一瞬はぐれたかと思ったけど、すぐに発見。


 

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カメラを向けるとみんな「ワンダラ~ワンダラ~」(1ドルくれー)って言ってきて写真がなかなか撮る気がしなかったけど、この子達は普通に肩まで組んでくれた。

 

「民族」っていう言葉に惹かれる今日この頃。

日本に帰ってきてからも色々調べてみた。

ベルベル人は「ベルベル民族」といっても「アボリジニ」とか「エスキモー」と違って、ギリシャ語で「野蛮な、言葉が分からない」という意味があるらしく、差別用語的に生まれた言葉のようだ。

北アフリカの原住民だけど、どこから来たのかは不明な点が多い。ベルベル人の子供のオシリに蒙古斑があったというのを聞くと他人な気もしない。

この二人の子供も全然違う顔している。不思議だな~

 

 

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ベルベル人の住居地区。

この写真、結構気に入ってます。

自分的には今回のモロッコ旅行でベスト3に入るかも。

 

 

絨毯工房にやってきました。



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こんな風に手作業で行われる。ちょっと鶴の恩返しっぽい。



こういうのでゴシゴシやって絨毯の糸を紡ぐ。



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これは私でも余裕。

 

手際よく糸を作っていくおばちゃん。職人ですね。


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これはやらせてもらったけど、全然できない。ベルベル人でこの辺の子だと13歳くらいからみんなできるらしい。

 

 

その横で子供と冬ソナごっこをする私。

 

 

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でも雪だるま知らないみたいで、なにかのお守りだと思われた・・・


モロッコの絨毯の種類はすんごーーーーっくたくさんあるらしい。

その中でも一番いかにも「アラビアン絨毯」と思えるTaznakht



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昔は日記代わりに絨毯を織っていたとか…ずいぶん手のかかることをしていたんだなー

今では魔よけやお祝いのために絨毯を作ったり贈ったりするらしい。

そんなウンチクを聞いて、「さぁ、皆さん絨毯買わない?」みたいな手の込んだ商売。

欲しいけど、高そうだし持って帰るのとか大変そうだな~と思って見ていたらフランス人の夫婦が交渉を始めた。

お値段聞いて目玉が落ちそうになった。

 

5000ドル(約60万円。なぜかドル)

 

高っか~~~

むかし大塚家具でペルシャ絨毯を見たときに30万円位で高いなと思ったけど、さらに上。

羽振りのよさそうな夫婦だから、買うかと思ったけどさすがに渋る。

はじめは話も面白いしいい人かな?と思ったおじさんかが一気にキナ臭いオヤジに大変身。

この人どこで覚えたのか日本語が堪能。しかも関西弁。「オオサカでベンキョウしたんや~。オ、トウキョウのヒトなん?オレ、ニホンダイスキやねん。」

とかペラペラしゃべる。

 

そのおじさんに「本当にそんなに高いの?それじゃー普通は買わないよ」といったら、「そうか?たまにかうヒトいるんやけど」と言って、一気に半額まで下がる。(私だったらこの時点で絶対に買わない)

フランス夫婦は他の絨毯を見て迷いだす。そして、もう一枚のシルクが入っているという高そうな絨毯を手に取る。

「シルク入っているのをさっきの値段よりも安く言ったら買うんじゃない?」って言ったらそのまま伝える。

さらに何度か交渉して…最終的になんと!8万円でお買い上げ。60万が8万円。

後で知ったことだけど、この夫婦はオヤジが日本語で私と話をしているのを見て「なんとなく信用できる」と思ってしまったらしい。。。ごめんなさい。

 

帰り際にオヤジに引止められ、「ここでベルベル人になろう!ワタシとビジネス!ケッコンすればダイジョーブ!」と誘われた。
全然ダイジョーブ!じゃないし。なんかいきなり、なろう!って「Let’s」口調だし。意味が分からない。

彼の甥っ子との結婚を勧められた。


日本人がいるだけでハクがつくのだろう…

耳元で欲しければ、絨毯50ドルでいいよって…(無料ではないんだ)

買ったら帰れなくなりそうなので写真だけとってバイバイしました。



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次回はベルベル人にモテル方法についてお送りします。

チェケラ~




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このページは、yuriがMay 19, 2008 12:44 AMに書いたブログ記事です。

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